こんにちは。

中学受験大手塾サピックス、通称サピ。サピは、ちょっとくらい調子が悪くても合格できるくらいの学力を身につけることによって合格を引き寄せる塾であると私は認識しております。

当然、こなすべき絶対量は多くなります。途中で挫けそうになることもきっとあることと思います。

低学年から(小学1年生から通塾可能です)通った場合、ではどのあたりが山場になると考えておけば良いのでしょうか?もちろん人により感じ方は違うように思いますが、うちの子の場合は、大変さランキングは次のようになりました。

第3位 4年生から5年生に進級した時(4年生の2月)

第2位 6年生の夏休み(6年生の7月〜8月)

第1位 6年生の後期(6年生の9月〜12月)

でした。詳しくみてみましょう。

まず、4年生から5年生に進級した時に辛いと感じるのは一気に量が増えることに起因していると思います。4年生はそこまで量は多くないのですが、5年生は一気に増えます。4年生の時にすでに勉強一色でやっていて余裕がない場合は、5年生でパンクして崩壊するかもしれません。4年生で勉強しすぎない(勉強以外のことにも時間を割く)ということが乗り越えるポイントかもしれません。

次に、6年生の夏休みが大変だと感じる要因は、スケジュールがタイトなのもありますが、社会の「データバンク」と呼ばれる最新のランキング等の統計資料が載ったプリントの情報量の多さが原因でした。スケジュールのタイトさは、6年生の春休みが同じようにタイトなので、そこでこなせるかやってみて、もし難しいようだったら削るべきものを削り一度自宅学習の再調整しておくと良いかと思います。つまり、6年生の春期講習は夏期講習の予行練習と思っておくと良いです。そして、社会のデータバンク・・・これは特に社会が好きではない、得意ではない子にとっては地獄の責苦と感じるかも。こちらは覚悟して取り組むしかありません。ただし、メリットも大きい!入試でよく出題されるものが詰まっております。

最後に堂々の第1位。6年生の後期。6年生の後期は、前期のスケジュールに加えて、日曜日に学校別特訓が丸一日入るため、本当にスケジュールがタイトになります。通塾だけで週4回です。さらに、受験校の過去問を隙間時間にこなす必要があるので本当に時間がない。優先順位をつけることが非常に重要になります。夏休みの終わり頃(夏期講習が終わってから学校が始まるまでの間)に少し時間があるはずなので、そこで過去問をできるだけ消化しておくなどの工夫が必要になってくるでしょう。ちなみに、6年生の1月になると小学校を欠席する子も増えるので少し時間に余裕ができます。そういった理由から6年生の9月から12月が大変だと書きました。小学校を欠席しない場合は、1月は更に大変になるかもしれません。